呆れ顔を向けられて、なぜか申し訳なくなってくる。 「す、すみません…」 「俺は今っすぐにでもお前を天国に連れて行きたい。だが生憎天国も満員でな…」 今すぐの部分が強調されすぎているような気が…。 「そこでだ。天国コースの10代だけが対象となる限定の【延命プラン】がある。これは延命プランの同意書だ」 そういってさっきの紙切れを顔の横でぴらぴらさせる。