「あの、人間にしか見えないのですが…」 「お前が疑問に思っているだろう羽根や輪っかは隠せるからな」 「ハイテク…」 「そろそろ本当に動かすぞ。止めすぎると上がうるさいからな」 そういって東雲先生が指を鳴らすと、いつものざわめかしさが戻ってきた。 「七海ちゃん、どうして先帰っちゃうの!」