「きっとみんな、鳥の声を聞いたんだ。いるかどうかもわからない鵺の皮をとってこいだなんて……陽炎様は、お前を嫁にする気はないって言っているようなものだろ」
「うるさいなぁ。探せばいるかもしれないじゃん!」
「絶対見つからない」
「もういいってば! 嫌なら帰れば!?」
猫又退治だって、あたしが頼んだわけじゃないのに、小次郎はどうしても一緒に行くと言って聞かなかった。
そんなに文句ばかり言うなら、来てくれなくていいのに。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…