「今すぐにとは申しません! 陽炎様にふさわしい女子になれるよう、もっと努力します。だから……!」
「イイ女になる保証、あるの?」
「うっ……」
また黙ってしまうと、陽炎様はなにがおかしいのか、くすくすと笑う。
「おもしろい子だね。よし、条件を出そう」
陽炎様は笑うのをやめ、あたしを見つめた。
「裏の山にいるとウワサの、鵺の皮をとっておいで。それができたら、嫁にしてあげるよ」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ。ウソはつかない」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…