…なんて嘘だよ。

本当はね、涼太と映画見に行ったりアイス食べたりしたかった。
学校の図書室じゃなくて大きい図書館にも一緒に行きたい。
本屋さんとかに行って涼太に本を選んでほしかった。
一緒に受験勉強もしたかったし、同じ大学にも行きたかった。

大人になってもうずっと一緒にいたかった。

怖い。
寂しい。





でもね、後悔はしてないよ。
だってあなたを守れたから。


私のことを好きでいてほしいとか、ずっと忘れないでほしいとか贅沢は言わない。


だけど、私の分も幸せになってほしい。



なんかすごいラブレターになっちゃった。
ちょっと恥ずかしい。
でも貴方に届かないからいいや。


最後にね、









涼太のことが本当に好きでした。