よし、今日も図書室に行こう!

やっぱり涼太としゃべれると思うとわくわくする。


恋って今までの自分の感情にキラキラが入ったような感じだな~。



あれ?涼太と、



涼太の幼馴染みさんだ。


「見てみて!うちの学年一の美少女とうちの学年一の不良がしゃべってるよ。」


うしろから女子のしゃべる声が聞こえた。


「え~。うそ~。谷宮としゃべるとか相当なことがないとね~。」

「あっ、付き合ってんじゃないの?」

ズキン


「なんかでもお似合いだよね。なんだかんだ言って谷宮ってカッコいいもんね。」


胸が痛い。
苦しい。


もう、あんな“お似合いの2人”は見たくなかった。


結局、私の足は下駄箱の方に向けたのだった。