放課後、奈津はいつも通り部活に行って私も

帰ろうとしていたら、リーダー女子と出くわし

た。何やらこちらのほうをチラチラと見ていた

けれど特に話しかける必要もないのでそのまま

通りすぎようとしたら、急に腕を掴まれた。

「何?また暴力でもする気?」

「ちっ、違うし!!!…そ、」

何を言おうとしてるのか口ごもり始めた。

「昨日は…体押したりして…悪かった…から…」