ハツレン


 昨日今日と一緒にいて分かったことがある。

確かに地味なやつだけど話したら案外普通だと

いうことだ。

 夢中で話しながら帰っていたらいつの間にか

自分の家の前に着いていた。

「あれ、斉藤の家ってどこなの?」

「向こうの方ですよ。」

「え?うそ…」

「?、嘘じゃないですよ?」

斉藤が指をさしたのはさっきまで歩いてきた道

のほうだった。

「そこまで遠くなかったから、じゃあ俺は行くね。」

「ああ、うん。ありがとう。」

後もう一つ分かったこと、斉藤はたぶん優しい

人なんだ、ということ。