「俺は香子がいないとおかしくなるんだよ。本当は香子とずっと一緒にいたいし、同い年だったらって何度思ったかわからない。」 (私と同じこと…。) 「けど、年の差は埋まらないから、毎日香子が離れていかないか不安だし、できれば香子を俺の部屋に閉じ込めておきたい。」 「…朔。」 「ねぇ、香子。俺、そのくらい香子が好きなんだよ?」 初めて聞いた朔の本音。 その言葉に涙が溢れて止まらない。 「香子。だから別れるなんて言うなよ。俺、香子しかいないんだからさ。」 「うん…。」