最高の誕生日



そんな朔を見てるだけが嫌になって、私は朔に思い切って告白することに決めた。



「あ、あの…す、好きです!よかったら付き合ってくださいっ‼︎」



バッと頭を下げて手を差し出した。



噛み噛みで、顔を真っ赤にして言った人生初告白は、



「…よろしく。」



無愛想に、けれど手を取ってくれた朔の一言で成功となった。