た「ゆっき~宿題見せて~やってねぇわ」
ゆ「おっけーいいよ!でも、このまえ....俺先生に言われたんだ...宿題を見せてあげることは"本当の友達"じゃないんだぞって....俺ら本当の友達なのにいいのかな...」
た「なにいってんだよ、ゆっきー。俺らは"本当の友達"じゃねぇ、俺らはな、"真の親友"だ!」
ゆ「そうだね!"真の親友"だし、全然OKじゃん!」
た「そうだそうだ、ゆっきー!じゃあ見してー」
宿題見せてる俺がゆっきーです!
名前は雪宮 悠(ゆきみや ゆう)
雪宮の"雪"からついたあだ名がゆっきー
なんとも単純明快.....
それと、宿題写してるのはーー.....忙しそうだから俺が代わりに紹介しとくねー
佐伯 拓也(さえき たくや)
拓也だからたっちゃん
あ「おはよー、って、たっちゃんまた宿題やってないの?」
た「おー、あつやんーおはー、そうだよやってない!」
あ「そんな自信満々に言うことじゃないけどね」
俺らよりも少し遅く登校してきたのは
柊 篤喜(ひいらぎ あつき)
篤喜だからあつやんね
つ「あつやん、またたっちゃんがゆっきーの純粋な部分利用してるー」
こっちが土谷 湊(つちや みなと)
土谷だからつっくん
た「あんの、バカ兄貴、ゆっきーに余計なこと吹き込むのやめてほしいんだけどっ!」
手を必死に動かしながらたっちゃんは佐伯先生の文句を言ってる....
実は俺らの学年の数学の先生にたっちゃんのお兄ちゃんがいるんだよね
ていうか、余計なことって言うか良いこと教えてもらっただけなんだけど
つ「ほらほら、なにいってんの、さっさと手、動かしてよ、俺も写すんだし」
たっちゃんの隣で机突っ伏して顔を向けながらけだるけに言ってる
た「おい、てめぇあんなに俺にめちゃくちゃ言ってたくせにお前も写すのかよ!」
ゆ「あ!いいよ、つっくんも"真の親友"だし!」
キラッキラの笑顔を向けながら俺はOKマークを作った
つ「はい、ゆっきーの許可もらいましたーじゃあ早くして」
た「くっそ!後で覚えとけよ...」
つ「いや、無理」
そこにさっきからそんな俺達を見ていたあつやんが
あ「はいはい、もーやめよーね、これ以上やったら縛るよ♪新技考えたし~」
た「うわっ、またこいつの実験台にさせられんのかよ」
あ「なにいってんのー、たっちゃん。実験台な
んて、そんなひどいことしないよ~ハハッ」
あ、なんかあつやんの周りが黒くな、なっ、なって.....
ゆ「たっちゃん....これ以上あつやん怒らせるのやめて....被害が俺に...」
俺また実験台にさせられるのいやだ...
あ「ん?何て言ったの、ゆっきー。今暇なのゆっきーくらいしかいないし....そうだ!ゆっきー縛ってもいい?」
ゆ「あ、ぁあ"、い、いや」
あ「ゆっきーありがとーじゃあ縛るね♪」
ゆ「許してないし~!たっちゃん!つっくん!助けてっ!!」
た「ごめんな、ゆっきー。俺の手はまだ、シャーペン持ちたがってるみたいだ....だからがんばっ!」
ゆ「えぇっ!たっちゃん!じゃあつっくん!」
つ「俺も、宿題写すっていう使命があって...ごめんねーゆっきー」
ひどい、酷すぎる
俺が今からあつやんにされること知ってて見放すなんて....あんまりだ!
あ「じゃあ、よろしくね!ゆっきー♪」
ゆ「あ"ぁーーーー!!」
そのあとゆっきーはあつやんの手によってめちゃくちゃにさせられたのでした
めでたしめでたし♪
ゆ「いや、全然めでたくないし!有り得ないからっ!!」
てか
そんなこんなでもうお昼頃になっちゃった