ジャリッ 「誰だよ...お前.....」 血と汗で目がかすむ。 「さ、立って。あなたはこんなに弱くないはずでしょ?」 そう言って手を差し出す女の腕には“紅“と書いてあった。 はっきりとこの目で見た。 “紅“と刺繍されてあるのを。