スマホを取り出し、莉奈にメッセージを送った。
アイツは寝ているのか調子が悪いのか、一向にメッセージを読んだ気配がない。
そんなに体調崩してるのか……?
「莉奈ちゃんのこと、本当に心配なんだな」
「当たり前だろ。莉奈になんかあったら心配になるのは」
眉をひそめながらスマホに視線を落としていた俺は、クスクスと笑う直樹の様子を不審に思い、顔を上げた。
「なにがそんなにおかしいんだよ」
「いーや、なんでもないよ。やっぱりな、と思っただけ」
「何がやっぱりな、なんだよ」
ここんところの直樹は何かがおかしい。俺が莉奈の話をしたときだけだけど。
何か言いたそうな視線を送ってくる直樹。俺はいまだにその理由が分からないままだった。
「愛斗は莉奈ちゃんを幼なじみって思い込みすぎだと思う。もっと、別の目で見てみなよ」
「どういうことだよ」
「それは愛斗が自分で気付かないと意味ないことだと思う」
莉奈が幼なじみであるのは、紛れもない事実で。
別の目で見ろって言われても、俺にとっての幼なじみは莉奈しかいないわけで。
直樹は一体、俺に何を伝えようとしてるんだ……?

