突然止んだ風が僕の中で見せる その空虚を誰が知ってる? 風が吹かないことを知っている どんな苛酷な風でもいい もしそれが灼熱の風でも 僕は吹きすさばれよう 皮も肉も灼け骨が灰にになるとしても 灰色の屍体を踏みしめて 人が感覚という幻を手にする過程を 逆回しで再生する 最後にいなくなる僕自身 愛しさの中で声を忘れる