ただ、あたしたちは真実が知りたくて。 お母さんを助けるための何かヒントになるのでは、と。 それなのに・・・・・・。 今まで気にも止めていなかったことに気づいて、その真実はとても、残酷なものだった。 どうしてなの・・・・・・? 何故、番人たちは、こんなにも悲しすぎる運命を背負っているの・・・・・・? 「──っ・・・・・・」 その真実の衝撃に誰も、身動きをとることが出来ない。 長い長い、永遠にも思えるような沈黙がただ過ぎていく。 これは現実なのか。 夢ではないのか。