会えば話す程度で特別仲のいいわけでないあいつ。


なのになぜあいつの結婚についてこんなに語っているかというと...



まぁそれは、私の片想いとやらでございまして...



あいつに翻弄されて今まで独り身で生きてきたわけで、あいつが結婚するらしいので頭抱えて悶々と悩んでるのである。



特に仲が良かったわけではないのはあいつなりの私との距離を表しているもので、あいつとは生涯を共にできない事はまぁまぁ分かってた。



ただそれでも伝えられない想いと言うのはそれだけ心に残るらしく、私はこうやって今もずっとあいつだけを好きなのだ。



本当なら忘れたいし、忘れられないくらいならあいつの唇でも奪ってやりたいくらい。



でもそれは大人と言う理性がちゃんと働きかけ、寸止めでなんとか止めている。



でもね、どんなに理性があったって好きな気持ちは止められないのである。


伝えれば良かったって本当に今更後悔した。


もう、本当の本当に生涯を共にできないと、分かってしまったのに、それでもやはり諦められなくてずるずると引きずってる私。


情けないと思いつつ、こう思う。



伝えられないけど、もうあいつと私の人生はほとんど交わらないけど、それでも好きだしきっとこの先も何年か好きだし、そしてあいつの事も諦めがつき、次へと進むのだと...



きっと次へと進む時には私はしわくちゃなおばあさんかもしれない。



きっとそうだったなら、もう本当に一生独り身なんだろうな...