すぐに仲良くなったのが
出席番号がひとつ前、
教室の席も目の前のサクラ
入学生の中で成績は2番
いわゆる 優等生、
優しくて純粋でおてんばで
濁りのない子だった
サクラとは入学式で
お互いに第一印象で惹かれ
同時に声をかけた
入学式を終えた教室、
サクラが満面の笑みで振り返り
「ねえ!何て名前なの?
私、サクラ。友達になろうよ!」
嬉しかった
意気投合してそれからサクラと
進級まで一緒に過ごした
私は勉強をするために
学校を選びよい就職を願っていた
そのために必要なことは
中学時代とは切り替えること
学問に専念して
今までのチャランポンランはやめること
そして、それを持続させること
『これからが勝負だ』
そう感じたのに
そう思ったのにね
何でだろうね
こうなるんだね
運命(さだめ)…


