【実話】終わらないトンネル




2年生になると
仲良しだった6人はクラスが離れ、
廊下で会って手を振る程度になった。

結局、みんな自分がひとりならないよう
こうやって形を変え人を変え
上手くやっていくんだろう、そう思った


仲がいいままだったのが
アカネ、マイ、私の3人。


それと美少女コンテストで
グランプリを取るほどの
美少女で男女から大人気だったリナ


リナとマイは
自身の可愛さと人気に自覚があった
どちらも地元で有名は美少女だ。


だから、一見仲良さそうな2人も
腹の中ではライバル視し合っていて
互いに陰口が止まらなかった

それを私は八方美人にうなづき続けた


人気者の2人と居れば
何かのステータスを満たせたから
嫌でもニコニコと一緒に居た


普通に話をするには
3人は仲良さそうに過ごす
2人が盛り上がって寂しくても
アカネが私に会いに来てくれたから
どうってことはないつもりだった


でも、私も薄々2人の間に
私が入ると浮くのは分かっていた


「なんであいつなの?」
「可愛い中にブスって」
そんなことも言われていたのかも
いや、一回は言われたね


おそらくリナとマイも思っていた


それに私は人の話を
肯定しかできない子だったから
いい顔ばっかで面白くなかっただろう


可愛くて人気者と自分と
梓なんて釣り合ってないと思っただろう


この頃からアカネとは
腹を割って話せ始めたのだ
だから、アカネとは揉めようが
泣かされようが腐れ縁で繋がっている


そんなこんなで2年生になっても
人数が減っただけで相変わらず
内輪揉めが止むことはなかった…


この時は自分が悪いなんて
考えていなかった
首を立てに振っていれば
上手くいくなんて逃げていたんだ

リナとマイの自己中に付き合っている気で私はいた
けれど、一番自己中だったのは
仮面をかぶり金魚の糞の私だったのだ