バタンとドアが閉まる音を聞いた瞬間、わたしは背負ってきたエナメルバッグを桐島のいるベッドに
ードンっ!
と音を立たせて下ろした。
その音にびっくりした桐島は目に当ててた腕を退かしてわたしに冷たい視線を送ってくる。
「もう桐島のバカ!今日の走り周りに流されすぎ!全然自分の走りじゃなかった!
ぐすっ……心配かけないでよね」
息切れが少しずつ落ち着いてきたと思ったら、今度はホっとしてこぼれてきた大粒の涙。
今度はそんなわたしを見て桐島は目を見開く。
「おい!泣くなよ!それから部長も言ってたけど走ってくるなよ!
……心配しすぎだから」

