「すごい!桐島抜かした!」
「このまま先頭集団にもついていけー!」
桐島はまだ4000mを走り切った時点でそこまで疲れてる感じはしない。
ゴールで刻んでる大きいタイマーを見ても、いいペースで走れてる。
「佑真ファイト!」
「桐島頑張れ!」
と二人で何度も声援を送りながらひたすら桐島を目で追っていると
ラスト10周を切った時、桐島が少しペースを上げた気がした。
それはそんな気がしたんじゃない。
3人のうちの一人が遅れてきたけど、先頭集団の3人まで距離が少しずつ少しずつ近付いてきたのが目に見えて分かったからだ。

