そう思いながら、自分のエナメルバッグを取りに歩いていると、 これから走るのかアップをしている桐島と さっきまで走ってた皆川先輩が二人で話をしているのが見えた。 こんな二人で話してるのに、間割って『桐島、頑張ってね!』なんてロクに喋ったことないのに恥ずかしすぎる。 どうしようどうしよう。 と一人で心の中で優柔不断と戦っていくうちにもどんどん二人に近くなる。 ええーい!本当は分かってるんだからね?と届かない念を込めながらも わたしは通りすがりにこう言った。