風に恋したキミと




なんだか自分だけじゃないんだって思ったら気持ちが軽くなった気がした。



痛みを知って、辛さ経験をした桐島に



わたしと同じように疲労骨折になって、一日も早くまた走れるように目指す園田先輩がいる。



本当に治るのかな、なんて弱気になってる場合じゃない。



治るのかなじゃなくて、治すんだ。



「やばい……」



「小川?どうしたんだよ?」



考えながらカウントせずに、無心になって園田先輩に足を押さえてもらいながら腹筋をしていたら……。



「お、お腹痙攣してる……」