風に恋したキミと




想像をしたらしく、口を覆ってクスクス笑っていたのはカラーコーンを持った桐島だった。



本当にひどすぎるんだけど!!!



「確かにあんなにスタイル良くないけど、わたしだってセパレートのユニフォーム着たら普通に着こなせるもん!」



ちょ、ちょっとダイエットしてからだったらね。



でも絶対にはちきれるほど太ってはいないもん。



そんなド真面目に桐島に頬を膨らませて訴えると、その答えを聞いて余計に笑いだした。



「ばかじゃねぇの。それくらい俺だって知ってるし」



気が済むまで笑い終えると、桐島はいつもの桐島に戻って真顔でしれっと答えた。



その言葉にもまたカチンと来て



「だったらなんでそんなこと言うの!今一番ここにいたくないのに!」



競技中だってことを途中から忘れててわたしは大き目の声で桐島に言っていた。