「気は済んだか?」 「……うん。泣きすぎて少し頭痛いくらい泣いたよ」 「ばーか!それは泣きすぎだろ」 クスクス笑う声が電話越しに聞こえてくる。 「笑わないでよ。本当に痛いんだから!」 わたしもそれにつられてなんだか笑みが浮かんでしまう。 「今回は全開して次の大会に絶対出ることだけ考えろよ。 お前が頑張ってた努力はみんな知ってんだから自信持て。 じゃあな」 と言って、電話を切ろうとする桐島に「桐島ちょっと待って!」と少し大きい声で言って止めた。