「……今年はあとちょっとで行けなかったけど、でもその足りなかった分は俺が必ず1年かけてどうにかする。
だから来年は約束果たすから絶対見に来いよ」
「うん!応援してる」
「それまで彼氏も作んなよ」
わたしは思わずその言葉にクスっと笑ってしまった。
だって桐島がそんなことを言うなんて思いもしなかったから。
『笑うな!』と照れながら言う桐島に、わたしもだんだん照れくさくなってきて視線を外して小さくこくんとうなずいた。
「でもでも!あんまりにも遅かったらわからないからね!」
もう恥ずかしすぎて無理!わたしはそう言い逃げすると学校までダッシュした。
後ろから『待てよ!』と言って軽快な桐島の足音が聞こえてくる。
すぐに桐島には抜かされちゃったけど、でも途中でペースを緩めたりしてくれながら二人で学校に向かったんだ。

