風に恋したキミと




翌日。



高校の最寄り駅にさやかと待ち合わせをして行くことになっていて、懐かしいなと思いながらICカードを改札機を出ると



「え、なんで桐島がここに?」



「なんでって別に俺がいてもおかしくねぇだろ」



そこには桐島の姿があった。



昨日とは全然違って私服姿の桐島。なんだか最後に会ったときよりも背が伸びた気がする。



そして真夏の炎天下の中いっぱい走ったのか小麦色に焼けている。



わたしはぽけーっと桐島のことを見つめていると、いきなり桐島は『行くぞ』と言い出した。



「ちょっと待って!わたしは行けないよ!



さやかと一緒に行く約束してるからここで待ってなくちゃ」



足が2、3歩動いたけど、わたしはグッと止めた。