風に恋したキミと




佑真が部活に顏出すようになってから、わたしはいつもの自分を取り戻せるようになった。



佑真は足が治るまで木陰やトレーニングルームで筋トレの毎日だけど



1、2年生たちには9月にある新人戦に向けた練習を、3年生は10月にある引退をかけた駅伝に向けての体力づくりを頑張った。



そしてわたしももともとなりたい職業があったけど、それに向けた行きたい学校までは考えたことがなかった。



でも、やっと見つけることができたんだ。



佑真が松葉杖も取れて駅まで歩いて帰れるようになったある日。



わたしは駅までの帰り道に佑真に進路のことを話してみたんだ。



「わたしね、進路決めたんだ。聞いてくれる?」



「あぁ、いいよ」



二つ返事でOKしてくれた佑真にわたしはまとまらない頭のまま話してみた。