風に恋したキミと




でも、わたしもちゃんと考えなくちゃいけないなって思い始めた。



佑真が悩んで考え抜いて決断したように、わたしのなりたい職業とか、行きたい学校とか



部活だけに目を向けてないで、高校卒業してからのこともちゃんと考えないといけないんだって思った。



でも頭の中は大学生になっても佑真が走ってる姿が見られるのが嬉しくて。



「なにニヤニヤしてんの、今の話どこもニヤニヤするとこねぇだろ」



「だって大学生になっても走るってことは佑真の走ってるとこ見られるんでしょ?



わたし本当に桐島の走ってるとこ好きなんだもん」



「知ってる。いつもそればっか」



朝練が終わる頃になるとクラスに3年の陸上部のみんなが集まってきて、始業前のチャイムがなるまでずっとみんなで盛り上がりながら話をしていたんだ。