そのまま吸い寄せられるように引っ張られると、一瞬だけ佑真の唇がわたしの唇に触れた。
「もう1度だけ付き合って、なっ?」
そのまま顔がお互い近いままいつもより優しい声で言ってきて、目が逸らせないわたしは「うん」と言ってすぐに離れた。
「……ずるいずるい」
「そうでもしないと素直にならねぇからだろ」
そう言って悪戯な笑みを浮かべる佑真にむかむかする。
だけど、佑真と別れた時のわたしは本当にわたしじゃなかった。
もうあんな抜け殻が走ってるような走りはしたくない。
だからまた付き合い直せて本当は良かったって思ってる。
こんな佑真だけどやっぱりずっと一緒にいたいと思うくらい好きだから。

