風に恋したキミと




「知ってる。病院に着いて、意識戻ってから柊にお前が今みたいにべーべー1人で泣いてたって聞いた」



もう事の状態を知らないで、倒れてた人は何にも分からないんだから。



しかもべーべーは泣いてないもん。取り乱してたから覚えてないけど。



「いいもん、だったらもう佑真と別れたままでいいもん」



佑真が相変わらず過ぎてむかつく。わたしは朝練から抜け出してきちゃったし、戻ろ。



佑真なんて誰か来るまで一人で待ってればいい。



わたしが立ち上がって朝練に戻ろうとすると、わたしの手首をぎゅっと掴んで「それは困る」と言って



そのまま自分の方へわたしを引っ張った。