風に恋したキミと




そしてまた車道の脇を走るところが来て、少し気を張りながら足を進めていると



信号のない交差点でなぜか一台の軽トラックが止まっているのが見えた。



軽トラックを運転していた人はなんだか慌てて降りてきていて



一歩一歩軽トラックに近付くたびによくまだ見えないけど何かが目に入った。



まさかね。人なわけないでしょ?



でも近付くたびに人のように見える。



嘘だ、嘘でしょ。そんなわけない。



他に走ってる学校はないけれど……



うちの部活の人じゃないよ……ね?



そう思いたくて、腕をいっぱい振って軽トラックの止まってるところにダッシュした。