風に恋したキミと




「それでいきなり本題なんですが、ぜひうちの大学で陸上を頑張りませんか?



すぐに返事する必要はないのでゆっくり考えて下さい。



小川さんのような素晴らしい選手でしたら、きっと他からもオファーが来てるでしょうから」



ぜひ前向きに検討して下さいと言って藤田さんはにこっと微笑むと握手を求めてきた。



わたしはゆっくり両手で握手をすると、「ありがとうございます」とお返事をした。



大学からオファーって本当に来るんだ。



しかもわたしなんかを誘ってくれるなんて……。



ぽけーっとしながら橋本先生と藤田さんが話してるのを見ていると、藤田さんはもう行かれるみたいで橋本先生と一緒に「ありがとうございました」と挨拶をした。