風に恋したキミと




桐島はそのまま召集所に行っちゃったけど、わたしはみんなの所に向かった。



手が空いてた女子達が「大丈夫?さっき泣いてなかった?」と心配してくれたり、さやかは目の前で無視みたいなことしちゃったのに「お疲れさま」とニコっと笑ってくれた。



「ごめんね。さっきは落ち込んでたけど、今はもう全然大丈夫だから。



次の決勝で、もう1回頑張るよ。



応援してくれてありがとう!」



「当たり前でしょ!ちゃんとランニングシューズ履いてるってことは桐島にも会えたんだね!」



わたしは笑顔でコクンと頷いた。



そして5000mの競技が終わった後に、桐島の出場する10000mだったんだけど



余裕で予選通過で桐島も決勝進出して電光掲示板に名前が載ってた。



「桐島やったね!」と戻ってきた彼に言ったら、いつものように「別に」って返ってきたけど、とりあえず二人とも決勝に進めて良かったって思う。



でも本番はまだまだこれから。