後ろからは橋本先生が今度は桐島を呼ぶ声が聞こえる。 きっと桐島には同じ事を言うんだ………。 先生に言われて桐島はどう受け取るんだろう。 わたしみたいに別れたくないって思ってくれるかな。 同じ気持ちでいてくれるかな。 それとも…桐島は橋本先生から言われたら簡単にわたしに別れを切り出してくるかな。 『お互い部活に集中するために別れよう』って。 もし、そうなったら……どうしよう。 そう思ったら怖くて怖くて仕方ない。 わたしは足が止まるところまでそんな怖い気持ちを抱きながら走り続けた。