「やっぱりな。でもここまで口にしなかったってことは分かってるってことだろ。
入ってきた一年生たちには毎回言ってるが、この部活は部内恋愛禁止だ。
桐島とは即刻別れなさい」
そんな……。
桐島と別れるなんて。
「でも……!」
「でも、じゃない!お前らはもうすぐ大会だけじゃなく、駅伝だって控えているんだ。
これからは長距離が主体になって行かなくちゃいけない時に
その二人がみんなの空気を乱したらどうなると思ってるんだ!
お前の駅伝で全国に行きたい!とはそんな程度だったのか!」
「違います!」
どんどん声が大きくなっていく橋本先生にわたしも少し大きな声で答える。
だけど、先生はどうしても部活と恋愛を一緒に考えていて、わたしの気持ちを言っても分かってもらえなさそうだ。

