風に恋したキミと




「桐島ならなれるよ!



わたし一番になれるように応援してる!」



桐島にそんな目標があったなんて知らなかった。



新人戦の目標はたしかに妥当だなって思ってたけど、先輩達のこと抜かそうとまで決めてるなんて考えてつかなかったよ。



「あぁ、サンキュ。



それで小川の目標は?」



サラッとあたかも当たり前のように聞いてきた桐島。



その言葉にわたしの心臓はドクンと鼓動が波打った。



桐島……びっくりしたりしないかな?



「…………」



「怪我する前に10分切れたんだからそれなりに上を考えてるんだろ」



その言葉に県で1位になるってことがそれなりなのか、それともそれなりすぎるのか変に心配になってきた。