風に恋したキミと




待ってよー!と言いながら、わたしは桐島を追いかける。



そして朝からずっと聞きたかったことを聞いてみた。



「ねー!桐島の新人戦の目標って何?」



「県大会入賞が今回の目標で紙にも書いて出したけど



最終目標は……」



桐島は言いかけたのに当然口をつぐんだ。



どうしたの?と思いながら、わたしは「最終目標って?」と桐島に聞いてみた。



「これ絶対に陸上部のヤツには言わないか?」



桐島はそう言うと、歩く速さを緩めてわたしの顔を見た。



「うん!桐島が言うなって言うならわたしは言わない」



わたしも桐島の目を見ながらそう言った。



わたしのこと……信じて欲しい。