風に恋したキミと




そして部活が終わって、急いで着替えると“歯医者あるのでお先に失礼しまーす!”なんて適当に言ってわたしは部室を出た。



頭の中はもう部活のことはどこかに飛んで、桐島のことでいっぱい。



もう桐島は校門で待ってるかな?



帰り道、桐島と何を話しながら帰ろうかな?



あっ!桐島の新人戦の目標聞きたかったんだ!



こんなに考えてるわたしはきっと桐島のことが相当好きなんだと思う。



でも本人目の前にしたら全然彼女らしい言葉とかは言えないんだけどね。



「遅い。暑い」



校門に行くと、すでに桐島がだるそうに待っていた。



わたしはそんな姿を見て少し駆けて行った。



「ごめん!すぐ来たんだけど待たせちゃったね」



行くぞとそれだけ言うと桐島は帰り道の方向へ足を進め出した。