風に恋したキミと




未だに流れる続ける汗をタオルで拭いながら、ゴクゴクとスポーツドリンクを飲む。



せっかく塗った日焼け止めも全部取れちゃった気がする。



でも、この後は筋トレとクールダウンだからいっか。



あっ!桐島みっけ!



いつもは園田先輩たちといるけど、一人だから部活中だから声掛けてもいいよね。



「桐島ーお疲れっ!」と少し駆けながらそう言った。



「あぁ。お前ずいぶん元気だな。本当に1時間走ったのか?」



と怪訝そうにわたしを見てくる桐島。



「ちゃんと走ったよ!最後すごくしんどかったもん」



「……そんなようには全然見えねぇし」



「走ったもん!そーだ!今日は一緒に帰れる?」



わたしは期待する気持ちを抑えながら桐島に聞いてみた。