風に恋したキミと




「ねー!わたし鼻白い?」



違う所に日焼け止めを塗りながら、近くにいた友達に聞いてみた。



「うん!鼻筋のところしろーく線ついてる」



「えっ!本当に?」



わたしは鼻筋のところを擦って、「これで平気?」と聞きながら頬の方に広げて馴染ませた。



あーあ、桐島は冗談言ってると思ったのに恥ずかしいところ見られちゃった。



でも呆れかえってたけど、話しかけてくれたのは嬉しい。



よしっ!日焼け止め塗れたし、やるき出たし外周頑張ろうっと。



わたしは一度靴ひもほどいて、もう一度結び直すと



腕時計のボタンのスタートを押して走り出したんだ。