風に恋したキミと




「ずいぶん無理な頑張りするよな。」



わたしがシャカシャカ振って、必死になって日焼け止めを塗ってる近くで



桐島は足首を回したり、肩を伸ばしたりしながら呆れてみている。



「うるさい!日焼けして始業式の日に女子の中でわたしだけ真っ黒になってる恥ずかしさなんて桐島には分からないよ!



こっちは少しでも日焼けしないために必死なの!」



そう言いながら周りの女子を見てみても、わたしと同じように一生懸命日焼け止めを塗っている。



それはもちろん女子の先輩達も。



「あっそ。じゃあそのまま鼻白くして走れば」



桐島はそう言うと校門から出て走り出していた。



え?ちょっと待って!鼻が白いって??