風に恋したキミと




「話し声聞こえてきたから、書き終わったら出しに来てどんどんアップ始めてけ」



橋本先生の声でみんなは立ち上がって提出している。



そんな中でわたしはこのまま提出していいのか悩んでいて……。



くしゃっとプリントの端がしわになるくらいわたしは握る。



新人戦だから、まだ最後の大会までは時間あるし、徐々に成績を上げてくことを考えて



今回はさやかと同じ“県大会入賞”にしといた方がいいのかな?



でも県大会入賞は1年生の時にすでにギリギリだけど8位を取って入賞した。



もう書いてる人なんていないし、どうしようどうしようと心の中で唱えていると



橋本先生はわたしのところに来て「書いた紙、見してみ?」と言ってきた。