風に恋したキミと




わたしも一緒に拍手していると、桐島はきりっしーとスタッフさんに呼ばれたことが気に食わないのかわたしを思いっきり睨みつけてくる。



そんな桐島にわたしは「あはは」と言いながら苦笑いをするしかない。



その頃にはブルーライトが消えて、元通りに電気が点いて、電気が消える前に流れていた音楽がまた流れ始めた。



「お待たせいたしました。今回はチャレンジ成功おめでとうございますっ!!



最初に記念撮影をするので、こちらのポップカードをお二人で持ってカメラに笑顔をお願いしまーす!」



そそくさにやってきたスタッフさんはいきなりすごいことを注文してきた。



桐島と付き合い始めて写真なんて、まだ一度も撮ったことないのに。



しかも周りにお客さんがたくさんいるのにここで撮るの?



そして桐島は本当に笑ってくれるのかな?



そう思いながらわたしは桐島の方を見つめた。