風に恋したキミと




「いい!いい!絶対にいい!



桐島がストライク取るのちゃんと見とくし、写真も撮っておくから!」



「別にそこまでしなくて「ではチャレンジする方一斉にスタートしますよ~!」



わたしと桐島の会話を遮るようにスタッフさんの声が聞こえてきて、わたしは桐島にレーンの方に行くように急かした。



「ったく」と言いながらボールを持つ桐島に、わたしは後ろから気配を消してスマホを持ってカメラをスタンバイ。



あっ!ムービーの方がいいかも!



と思って切り替えていると、「それでは行きますよ~!」と聞こえてきてわたしはスタートボタンを押した。



「レディー!ゴー!」



一斉に投げ出す人たちの中で桐島も遅れずに投げていて、わたしはスマホ越しにボールの行方を追っていた。



ストライクになって!と心の中で叫びながら。