風に恋したキミと




スタッフさんの説明によると次投げる人がもし9ピン以上倒すと、限定プレゼントと記念写真撮影してもらえるみたい。



今さっき投げたのはわたしだから、チャレンジするのは桐島だ。



「助かった~!」



ふぅ~と息を吐きながらわたしは椅子に座った。



わたし、こういうの得意じゃないし、プレッシャーに弱いし



桐島の方がさっきから何本かストライク出してるから絶対彼の方が向いてる。



「何、あからさまにホッとしてんだよ。



投げたいなら代わりに投げてもいいんだぞ」



と言って、ボールリターンからわたしのボールを持ち上げてこっちに持って来ようとする桐島。



薄暗くてあんまりよく見えないけど、ちょっと悪戯っぽい笑みを浮かべているような……。