風に恋したキミと




1ゲームが最後の回まで来た時、一気にボーリング場全体が真っ暗になった。



「きゃっ!」



「うるさい。いきなり高い声出すなよ。



お前ここのボーリング場に来たことないのかよ」



周りがざわざわと騒ぎ出す中、近くで桐島の声が聞こえてちょっとホッとした。



だけど何がこれから起こるか分からなくて不安な気持ちが募ってくる。



青いライトがレーンに点いて、音楽が一気にガランと変わると



「皆さーん、ボール投げようとしてるお客様も1回やめてくださーい!



これからブルーライトチャレンジを開催しまーす!」



やる気満々のスタッフさんのマイク越しの声が聞こえてきて、スタッフさんは眩しいライトを浴びながらゲーム説明を始めた。