“ごめんなさい。 熱が出て行けなくなっちゃった。 楽しみにしてたのに…残念…。” レナからのメールに、一緒に行けなくなってガッカリした気持ちはもちろんあるが…今、レナと一緒にいて、レナに何もしないでいる自信がなくて、少しホッとしている自分がいる。 “仕方ないよ。 元気になったら、また行こう。 今日はゆっくり休みな。 なんかあったらいつでも電話かメールして。” レナに返信すると、ユウは大きくため息をついて、もう一度ベッドに横たわった。 (ちょっと、頭冷やそう…。)