「ユウの、恋の定義は?」

「オレ?オレの恋の定義は…。」

ユウは少し考えると、レナの手を取り、自分の胸に当てる。

「いつも、ずっと…レナを、想うこと…。他の誰よりも強く、レナを、想うこと…。」

そして二人は、どちらからともなく顔を寄せ合い、相手を想う気持ちを伝えるように優しく何度も唇を重ね合う。

静かに唇が離れると、レナはためらいがちに、ユウの首に手をまわし、甘いキスをした。

「ユウ、大好き…。」

初めてレナから自分を求めてくれたことが、ユウはたまらなく嬉しかった。

「レナ、愛してるよ…。」

そして二人は、愛しげに何度も唇を重ね、優しく互いの身体に触れ合い、大事そうに抱きしめ合った。



テーブルには、ユウが作った、冷めきったオムライスがふたつ。

そんなことも忘れてしまうほど、二人は何度も愛を確かめ合う。

ベッドの上には、二人の甘い囁き。

「ずっと一緒にいよう。」

そんな言葉を、交わしながら。