恋の定義──そして今日も、君を想う──

「ユウ…。」

「ん…?」

「こんな私は、嫌い…?」

「嫌いなわけないじゃん。怒ってるレナも、ヤキモチ妬いてスネてるレナも、かわいくてしょうがないのに…。」

ユウの“ヤキモチ妬いて”と言う言葉に、レナは目を丸くしてユウを見上げる。

「これ…ヤキモチ…?」

「そうじゃないの?ヤキモチ妬いてくれるってことは、レナがオレのこと好きだと思ってくれてるんだって思って、嬉しかったんだけど…。」

「うん…大好きだよ…。だから、ユウが他の女の人に抱きつかれてるのとか、触られてるのとか…すごくやだ…。私以外の女の人には、ユウに触れさせたくないって思ったり…。昔から、ユウが他の女の子と一緒にいるの見たり、噂を聞いたりすると、胸がモヤモヤして、苦しくて、イヤだった。」

「えっ?昔から?」

「うん…昔から。」

「それって…レナも昔からオレのこと、好きだと思ってくれてた…ってこと?」

「ユウのこと好きなんだって自覚したのは、ニューヨークに行く日の朝だったけど…昔から私、ユウと一緒にいると楽しくて、幸せで、ずっと一緒にいたいって、思ってた。」