恋の定義──そして今日も、君を想う──

「レナ…。」

トントン、とドアをノックし声を掛けても、レナからの返事はなかった。

(もしかして…。)

そっとドアを開けると、ユウの思った通り、レナはベッドでスヤスヤと寝息をたてていた。

(やっぱり…。)

ベッドに近付くと、ユウは愛しげにレナの髪を撫でる。

(ホント、かわいいんだから…。)

ユウがレナの寝顔に見入っていると、レナのまつ毛が微かに揺れた。

「う…ん…。」

小さな声を上げ、レナがゆっくり目を開く。

「…おはよ。オムライス、できたよ。」

ユウが優しく声を掛けると、レナはゆっくりと起き上がる。

ぼんやりとベッドの上に座るレナのそばにユウも腰掛け、レナに水を差し出した。

「まだ怒ってる?」

ユウが尋ねると、レナは水を受け取ってゴクゴク飲んだ後、少し頬を膨らませた。

「別に、怒ってないもん。」

(かわいい…かわいすぎる!!)

ユウは、レナの頭を撫でながら優しく微笑む。

「他に、して欲しいこと、ある?今日はレナの言うこと、なんでも聞くから。」

するとレナは、まだ膨れっ面のままで、小さくユウをにらみつけた。